ビジネスでのコンピュータ活用においては、オフィスアプリケーションの利用が核となっている。オフィスアプリケーションとは、ワードプロセッサ(文書処理)、表計算(集計・分析・グラフ作成)、プレゼンテーション(情報伝達)、データベース(情報の蓄積)を代表とする、ビジネス上で活用されるアプリケーション群を指す。これらオフィスアプリケーションは大学における学習の中でも使用されるが、大学生活における利用とビジネスでの利用とでは、使用する機能や使用に対する目的、考え方などで異なる部分が多い。
本科目は、これらビジネス上のオフィスアプリケーション利用の内、データベースを用いたデータの蓄積と情報の抽出、簡易データベースアプリケーションの作成について、実習を交えて講義を行う。学習においては、データベースに関する概念の理解から学習を始め、データベースの基本的な操作方法、データベースの基本的な設計方法(3層スキーマ設計や正規化など)、マクロ・VBA・SQLを用いた簡易のデータベースアプリケーション構築などの内容が含まれる。
なお、操作技術についてはサーティファイデータベース処理技能認定試験に対応した内容を行う。ビジネス利用における考え方や基礎的利用方法から応用的利用方法までを実習を通して学習していく科目であり、過去問演習のみを行うような試験対策講座ではない。
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