この授業では,プログラミング言語を用いたソフトウェアの作成を通して,実践的なソフトウェア開発において基盤となるプログラミングスキルの基礎力を養うことを目標としています.
プログラミング言語は,C言語を用います.C言語は,組み込み機器からスーパーコンピュータに至るまで様々なコンピュータやOS上で利用可能で,幅広い分野のソフトウェア開発で使用されている.現在主流となっているC++(シープラスプラス),C#(シーシャープ),Objective-C,Java(ジャバ)などのプログラミング言語のベースであり,本格的なプログラミング技術の習得において,C言語の知識は必須と言えます.
主な学習内容は,下記の分野です.全体を通してアルゴリズムを学習します.
・プログラムの構造・記述形式
・データの取り扱い(変数・定数・配列・代入)
・標準入出力(画面表示・キー入力)
・演算(計算・関数の呼び出し)
・制御構文(条件判定・分岐・繰り返し)
・ポインタ
・構造体
・関数
実習で使用する電子計算機は,Microsoft社のOperating SystemであるWindowsがインストールされたパーソナル・コンピュータを,開発環境は,Microsoft社のVisual Studio を用います.開発ツールの操作方法の習得もこの授業の内容に含まれます.
プログラミングは,問題を整理・解析し,その処理手順を論理的に設計してある一定の処理作業を実現するものであるので,その学習自体が論理的問題解決能力の育成に繋がります.そのため,単にC言語の学習に留まらず,問題の解析,解法の設計にも焦点を当てます.
プログラミング言語の習得には,自発的にプログラムを作成し,その過程で発生した間違いを発見・修正するというプロセスを何度も何度も繰り返すことが必要であるため,積極的に参加できるような工夫をしています.
−例題・練習などの演習が中心
−適宜課題の提出
−適宜小テストの実施
−時間内に終わらない演習は次回までの課題
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