この授業で取り扱うプログラミング言語はC++で,プログラミング基礎B(C++言語相当)の次のステップである。
この授業では、データ構造・アルゴリズムの活用・オブジェクト指向の基礎を中心とした応用的なプログラミングスキルの習得を目標とする。内容は、データ構造(多次元配列、リスト)、サブルーチン(関数)処理の活用、ファイル入出力、構造体、ポインタ等、クラスの利用を学習する。
実習では、具体的な処理目標を設定して上記の内容を組み合わせた実践的なプログラムの作成を行う。
C++言語は,C言語をベースにオブジェクト指向などの様々な機能拡張を行ったプログラ
ミング言語である.非常に多機能かつハードウェアを詳細にコントロールできてプログラ
ムを高速に動かせる特徴を持つ.
これらの特徴から,本格的なゲームソフト,組込み機器でのアプリケーションソフトウェ
ア,デバイスドライバなどの開発では必須のプログラミング言語として位置付けられてい
る.他のプログラミング言語と比較して学習しにくいと言われるが,他言語の特徴をほと
んどを含むので,習得後は他言語での学習が容易になる.
この授業では,C++言語の応用的な内容を解説・実習することで,実践的なプログラミン
グができるようになることを目標とする.
主な内容は,下記の分野となる.
・C++基本文法の復習
・制御構文の応用
・配列
・ポインタ
・構造体
・関数
・オブジェクト指向
・ライブラリの利用
開発ツールとして, Windows上のVisual StudioおよびWeb上の開発環境を使う.開発ツー
ルの操作方法の習得もこの授業の内容に含まれる. |