授業内容・計画(詳細)の情報


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【基本情報】
2018年度 春学期  
授業科目名 プログラミング応用
曜日 時限 木-3
テーマ プログラミング応用力の習得
キーワード プログラミング アルゴリズム ソフトウェア開発


【授業要旨または授業概要】
 
この授業では手続き型・関数型言語として知られるC言語を取り扱う(JavaScript、Python、VBA等のスクリプト言語は特に扱わないが、本授業で習得するC言語のスキルがあれば独力で習得可能)。この授業では、データ構造とアルゴリズムの活用を中心とした応用的なプログラミングス キルの習得を目標とする。内容は、データ構造(多次元配列、リスト)、サブルーチン(関数)処理の活用、ファイル入出力、構造体、ポインタ(C言語の場合)等を学習する。 実習では、具体的な処理目標を設定して上記の内容を組み合わせた実践的なプログラムの 作成を行う
C言語は、組込み機器からスーパーコンピュータまで様々なコンピュータやOS上で利用可能で、 幅広い分野のソフトウェア開発で使われている。現在主流となっている C++、C#、Objective-C、 Javaなどのプログラミング言語のベースであり、本格的なプログラミング技術の習得において、C言語の知識は必須といえる。
 実習では、プログラム要素と処理の流れを考慮し、エラーを修正できる力を養うことで、プログラミングによる論理的思考力や問題解決力を身に付ける。


【学修の到達目標】
1.ソフトウェア開発の手順を理解して、実践できる
2.問題を要素に分け、データや処理に置き換えて記述できる
3.制御構文を使ってプログラムの流れをコントロールできる
4.データ構造とアルゴリズムを理解して、効率的なデータ処理を実現できる
添付ファイル:プログラミング応用A到達目標.pdf

【授業計画】
◆スケジュール
第1回 ガイダンス・C言語概説
第2回 C言語の初歩的な復習
	  (プログラミング基礎相当の内容の復習、変数〜制御構文)
第3回 多次元配列
	  (2次元配列、3次元配列の活用)
第4回 関数
	  (配列の宣言から演算での利用)
第5回 ポインタ1
	  (変数に対するアドレスによる参照)
第6回 ポインタ2
	  (配列に対するアドレスによる参照および関数での利用)
第7回 中間試験
第8回 構造体1
	  (構造体の宣言およびメンバへの値の代入)
第9回 構造体2
	  (構造体とメンバの活用)
第10回 ファイル入出力1
	  (fprintf文の用法)
第11回 ファイル入出力2
	  (fscanf文の用法、CSVファイル入出力)
第12回 アルゴリズム1 探索法
     (配列要素内に任意のデータが存在するかを探索するプログラム)
第13回 アルゴリズム2 画像処理
     (画像データを読み込み、簡単なフィルタ処理を行うプログラム)
第14回 確認試験とまとめ
◆予習・復習
第1回
予習:Webシラバスを通読し、授業内容の確認を行うこと。また、授業を受講するにあたり各自の目的について明確にしておくこと
復習:プログラミング言語を使ってソフトウェアを作成する際に必要となる基本的な用語について意味も含めて覚えること

第2回:
予習:統合開発環境を使用する目的と内部で行われている処理について、用語も含めて確認すること
復習:ソースコードの新規作成、ビルド、実行までの一連の操作方法、変数や配列、制御構文を用いたプログラムについて復習すること

第3回
予習:1次元配列について復習しておくこと
復習:2次元配列、3次元配列について復習し、自らソースコードを作成し正しく実行されるか確認すること

第4回
予習:教科書の当該章のソースコードの中で、自作関数が記述している部分を確認すること。
復習:引数を受け取り戻り値を返す関数について、自分なりのソースファイルを入力し、正しい計算結果が得られるか確認すること

第5回
予習: ポインタに関する例文プログラムのなかで、変数に対するポインタを使って記述されている部分を確認しておくこと
復習:変数をアドレスで参照するポインタを使用して、自分なりのソースファイルを作成し正しい処理結果が得られることを確認すること

第6回
予習:ポインタに関する例文プログラムのなかで、配列に対するポインタを使って記述されている部分を復習すること
復習:配列や配列要素をアドレスで参照するポインタを使用して、それぞれ自分でソースファイルを作成し、正しい処理結果が得られることを確認すること

第7回
予習:第6回までの内容を復習し、用語や演算子の意味について確認すること。また、変数、配列、演算、入出力を使用したソースファイルを正しく作成できるようにすること
復習:中間試験で間違えた問題について、試験後の解説をもとに、再確認すること

第8回
予習:当該章の例文プログラムを通読し、構造体が使用されている箇所を確認する
復習:構造体の宣言やメンバへの値の代入について確認し、自らソースファイルを作成し正しい処理結果が得られることを確認すること

第9回
予習:当該章の例文プログラムを通読し、構造体が使用されている箇所を確認する
復習:構造体どうしの値のやり取りや構造体を用いた例文プログラムを確認し、自らソースファイルを作成し正しい処理結果が得られることを確認すること

第10回
予習:当該章の例文プログラムを通読し、fprintf文が使用されている箇所を確認する
復習:ファイル出力の方法について確認し、自らソースファイルを作成し正しい処理結果が得られることを確認すること

第11回
予習:当該章の例文プログラムを通読し、fsacnf文が使用されている箇所を確認する
復習:ファイル入出力の方法や入出力時の書式設定について確認し、自らソースファイルを作成し正しい処理結果が得られることを確認すること

第12回
予習:探索に関する資料を通読すること
復習:2分木探索法についてその利点を理解し、アルゴリズムに則ったソースコードを自ら作成し正しく実行できることを確認すること

第13回
予習:一般的な画像処理ソフトウェアのフィルタ機能について調べること
復習:授業内で紹介した画像処理アルゴリズムを復習し、自ら自作関数を利用したソースファイルを作成し正しい処理結果が得られることを確認すること

第14回
予習:これまで扱った用語、文法、構文などを復習し、教科書を見なくても基礎的なプログラミングが一度で正しく作成できるようにしておくこと
復習:確認試験で出題された問題に対して、正しく答えられなかった部分について、教科書を見直して正解の確認をおこなうこと
◆集中授業の期間
 

【履修上の注意点】
1.この授業は「プログラミング基礎A」の後続科目であるが、先修条件はない。 「ICT入門」を履修済みであることが望ましい。 
2.「プログラミング基礎A」単位取得済みと同程度の知識とプログラミング経験があること を前提として授業を進める。
3.授業内容に即した課題やレポートの作成を課す。
4.初回ガイダンス参加者以外は履修を認めない。事情によりガイダンスを欠席する場合には、事前に連絡をすること。
5.履修希望者が多い場合は、初回ガイダンス時に抽選を行う。

【成績評価の基準および方法】
・学則および学修に関する規則に則り2/3以上の出席が成績評価の対象になる。
・大学が認める欠席理由の場合は欠席確認届のコピーを提出すること。それ以外の欠席理由は原則として考慮しない。
・配点は、100点満点中、課題(小テスト含む)50点、試験50点として総合的に評価する。
・到達度90%以上でS、80%以上でA、70%以上でB、60%以上でCとし、60%未満はE評価となる。出席回数が2/3に満たない場合は/評価となる。


【教科書・参考書】


【その他の教材】
授業では市販の教科書は使用しない。
授業の進捗に併せ順次資料を配布する。


【担当教員への連絡方法】
電子メールアドレス(※課題送信用アドレスではありません)
 n.arai@tokai-u.jp

授業名、学生証番号、氏名を必ず明記すること。

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