WEB(World Wide Web)は、もともとインターネット上での情報発信・閲覧の道具として開発されたが、ICT(情報通信技術)やWEB関連技術の発展にともない、WEBサイトとしてのみならずWEBアプリケーションとしても、生活のさまざまな場面で利用されるようになった。例えば、日常生活で気になることがあれば、検索エンジンを利用して調べる、友達と食事に行くときには人気のあるレストランを探し予約をするなど多種多様な情報を検索することができる。また、ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)を利用して、友達と連絡をとる、気に入った写真をアップして見てもらうなど、コミュニケーションや情報共有のツールとしても使われている。さらに、オンラインショッピングサイトを利用すれば、お店に行くことなしに様々なものを購入することもできるとともに、自分で商品を販売することもできる。さらに、スマートフォンの普及により、これらのサービスはどこでも手軽に利用でき、WEBは日常生活になくてはならない技術となっている。
本授業では、このように生活の隅々にまで浸透したWEBを利用者として安全かつ有効に活用できるとともに、WEBを用いて情報を効果的に発信するための基本となる知識や技術を身につけることを目的とする。これらの知識や技術は、開発者の立場としてWEBサイトやWEBアプリケーションのサービスを構築する際に必要となる知識や技術の基礎ともなる。
具体的には、
・WEBの基盤技術であるインターネットやWEBにおけるデータの送受信のしくみの理解
・WEBページを作成するためのHTMLやデザインを定義するCSS(カスケーディング・スタイル・シート)によるWEBページ作成実習による技術の習得
・著作権や情報セキュリティの基礎知識の習得
を目標としている。
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