本講義はコンピュータでプログラムを用いてデータ処理を行うための基礎的知識および基本技術、問題解決への適用技術の習得を目的としている。オブジェクト指向設計の考え
方の学習を重視している。
具体的には、オブジェクト指向プログラミングの基礎およびプログラミング言語の基礎
を段階的に学習し、その文法を用いた小規模プログラムの設計、作成、実行を繰り返しな
がらプログラミング技術を習得していく。
プログラミング言語にはC#言語を用いる。C#言語は、C++やJavaを基本に作られた新しい言語で、ISO(国際標準化機構)やJIS(日本工業規格)で制定されており、今後の利用が期待されている。
さらに、Windows用ソフトウェアの作り方の解説と実習も行う。
CやJavaの基本的な学習では、文字をベースとしたプログラムを扱うが、C#およVB(Visual Basic)の学習では、普段使っているようなGUIベースのプログラムを扱うため、実用的なWindows用ソフトウェア開発の学習に向いている。
特にC#は、C++, Java, Delphiなどの優れた特徴を参考にして作られた新しい世代のプログラミング言語で、Windowsだけでなく、Xbox360やWindows Phoneのソフトウェア開発にも使える。
プログラム開発環境には、Windows上のVisual Studio 2013を用いる。
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