授業内容・計画(詳細)の情報


ページを読み終えましたら、ブラウザを終了させてください。

【基本情報】
2018年度 秋学期  
授業科目名 インタフェースデザイン
曜日 時限 水-3
テーマ インタフェースデザインの基礎的な理論や方法
キーワード インタフェース デザイン ユーザビリティ


【授業要旨または授業概要】
 
今日の情報社会で私たちは、素朴な道具や工業製品からコンピュータ、スマート家電、スマホまで多くのもの(ソフトウェアを含む)に囲まれて生活しています。これらのもの(製品)と使う人(ユーザー)との間では、身体や五感を通して互いに作用しあっています。とくに高機能・多機能な電子機器では、画面の理解や操作にユーザーの負担が大きくなっています。
これを減らすためには見やすい、わかりやすい、使いやすいインタフェースデザインが求められています。
この授業では、前半で工業デザイン、グラフィック、スマートフォンやwebページの画面デザインに共通するデザインやインタフェースデザインの基礎的な理論や方法を学びます。後半では、それぞれのインタフェースデザインの特徴や方法を学び、実際にプロトタイプ(実装前の試作)をデザインします。
この授業で学んだ知識や技術は、ディジタルコンテンツ系の授業に役立てることができます。
この授業で育成する力、スキルは「自ら考える力」、「情報リテラシー力(情報技術の基礎
力)」および「情報発信するための創造力・表現力」です。


【学修の到達目標】
①インタフェース、ユーザビリティなどについて理解できる。[情報リテラシー力]
②インタフェースデザインのプロセスや方法を理解できる。[情報リテラシー力]
③自ら問題点の把握、デザイン目標の設定、解決などによってインタフェースをデザインできる。「自ら考える力」「情報発信するための創造力・表現力」
上記の学習内容および評価基準の詳細については、別紙「成績評価基準」参照。
添付ファイル:成績評価基準InterfaceD2018.pdf

【授業計画】
◆スケジュール
第1回 ガイダンス(授業の目的や進め方など)。インタフェースデザインの意味や歴史
第2回 認知と操作。ユーザーと操作対象(工業製品やアプリなど)の相互作用を認知心理学の視点で理解する。
第3回 デザイン要素1:形と意味(文字、形、レイアウト、色などによる表現)。
第4回 デザイン要素2:身体による操作(NUI:Natural User Interface、身体記憶)。小テスト。
第5回 インタフェースデザインの流れ。調査・分析からプロトタイプの制作まで。
第6回 工業製品のインタフェースデザイン1:工業製品のインタフェースの特徴。
第7回 工業製品のインタフェースデザイン2:インタフェースデザインの手法とプロセス。
第8回 工業製品のインタフェースデザイン3:パワーポイントを使ったプロトタイプの作成方法。
第9回 工業製品のインタフェースデザイン4:パワーポイントを使ったインタフェースデザインの実習。
第10回 スマートフォンのインタフェースデザイン1:スマートフォンのインタフェースの特徴。
第11回 スマートフォンのインタフェースデザイン2:デザインの手法とプロセス。
第12回 スマートフォンのインタフェースデザイン3:プロトタイピングツールを使ったプロトタイプの作成方法。
第13回 スマートフォンのインタフェースデザイン4:プロトタイピングツールを使ったインタフェースデザインの実習
第14回 発表(相互評価、講評)。授業全体のまとめ
◆予習・復習
■第1回 ガイダンス(授業の目的や進め方など)。インタフェースデザインの意味や歴史
事前学習:シラバスを確認しておく。
事後学習:本日の講義を振り返り、身の回りのインタフェースを観察する。
■第2回 認知と操作。ユーザーと操作対象(工業製品やアプリなど)の相互作用を認知心理学の視点で理解する。
事前授業:事前に配布する「第2回配布教材」を予習しておく
事後学習:インタフェースデザインの課題の説明をするので、後半の授業に備えて問題点の把握、インタフェースデザインの現状などデザインに必要な調査を始める。
■第3回 デザイン要素1:形と意味(文字、形、レイアウト、色などによる表現)。
事前学習:事前に配布する「第3回配布教材」を予習しておく。
事後学習:次週の小テストに備えて、ここまでをよく復習しておく。
■第4回 デザイン要素2:身体による操作(NUI:Natural User Interface、身体記憶)。小テスト。
事前学習:事前に配布する「第3回配布教材」を予習しておく。
事後学習:小テストを振り返り、理解できなかったところを復習する。
■第5回 インタフェースデザインの流れ。調査・分析からプロトタイプの制作まで。
事前学習:事前に配布する「第5回配布教材」を予習しておく。
事後学習: 授業を参考にして、課題のインタフェースデザインの流れを組み立てる。
■第6回 工業製品のインタフェースデザイン1:工業製品のインタフェースの特徴。
事前学習:事前に配布する「第6回配布教材」を予習しておく。
事後学習:授業を参考にして、課題「工業製品のインタフェースデザイン」を進める。
■第7回 工業製品のインタフェースデザイン2:インタフェースデザインの手法とプロセス。
事前学習:事前に配布する「第7回配布教材」を予習しておく
事後学習:授業を参考にして、課題「工業製品のインタフェースデザイン」を進める。
■第8回 工業製品のインタフェースデザイン3:パワーポイントを使ったプロトタイプの作成方法。
事前学習:事前に配布する「第8回配布教材」を予習しておく
事後学習:授業を参考にして、課題「工業製品のインタフェースデザイン」を進める。
■第9回 工業製品のインタフェースデザイン4:パワーポイントを使ったインタフェースデザインの実習。
事前学習:事前に配布する「第9回配布教材」を予習しておく
事後学習:授業で学んだ知識をもとに、プロトタイプの制作を完成させて、指定された期限までに提出する。
■第10回 スマートフォンのインタフェースデザイン1:スマートフォンのインタフェースの特徴。
事前学習:事前に配布する「第10回配布教材」を予習しておく
事後学習:授業を参考にして、課題「スマートフォン・アプリのインタフェースデザイン」を進める。
■第11回 スマートフォンのインタフェースデザイン2:デザインの手法とプロセス。
事前学習:事前に配布する「第11回配布教材」を予習しておく
事後学習:授業を参考にして、課題「スマートフォン・アプリのインタフェースデザイン」を進める。
■第12回 スマートフォンのインタフェースデザイン3:
プロトタイピングツールを使ったプロトタイプの作成方法。
事前学習:事前に配布する「第12回配布教材」を予習しておく
事後学習:課題「スマートフォン・アプリのインタフェースデザイン」を進める。
■第13回 スマートフォンのインタフェースデザイン4:プロトタイピングツールを使ったインタフェースデザインの実習
事前学習:事前に配布する「第13回配布教材」を予習しておく。
事後学習:授業を参考にして、課題「スマートフォン・アプリのインタフェースデザイン」の制作を完成させて、指定された締切日に提出する。
■第14回 発表(相互評価、講評)。授業全体のまとめ
事前学習:発表に備えて、発表資料やプロトタイプの動作などを確認しておく。
事後学習:発表会の相互評価・講評を参考に課題でデザインしたインタフェースを見直す。この授業の目標、学んだ知識・技術、応用分野などを復習する。
◆集中授業の期間
 

【履修上の注意点】
先修条件はありませんが、「デジタルイメージング」を履修しておくことを勧めます。
履修者の授業内容の理解度・到達度によって、スケジュールが変わることがある。
定員オーバーの場合は初回ガイダンスで抽選(遅れてきた学生は次週の抽選)。
インタフェースデザインの制作には、授業時間だけでは足りないので、充分に自習時間をとること。
データ保存のために、外部メモリ(USBメモリなど)を用意すること。

【成績評価の基準および方法】
成績評価は、授業内課題(合計100%)で評価します。 
課題の評価基準の詳細については、別紙「成績評価基準」参照。
ただし、2/3以上の出席がない場合には成績評価の対象としません。
到達度90%以上でS,80%以上でA、70%以上でB、60%以上でC、60%未満をEとします。


【教科書・参考書】
区分 書名 著者名 発行元 定価
参考書 ICT入門 東海大学 技術支援課 780円
参考書 インタフェースデザインの教科書 井上勝雄 丸善出版 2800円


【その他の教材】
インタフェースデザインデザインの基礎および課題の説明などを記した教材(PDF)を授業支援システムで毎週配布します。


【担当教員への連絡方法】
電子メールで受け付ける。アドレス:mhirokawa@tokai-u.jp
メールには【件名】に「講義名」「質問内容の要旨」,【本文】に質問者の「学番」「氏
名」「質問内容」を記載してください。

PAGE TOP