授業内容・計画(詳細)の情報


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【基本情報】
2018年度 秋学期  
授業科目名 ソフトウェア工学
曜日 時限 火-4
テーマ ソフトウェア開発プロセス、及びUMLを使用したアナリシスとデザイン
キーワード ソフトウェア ソフトウェア設計 要求分析


【授業要旨または授業概要】
ソフトウェア開発における主なアクティビティについて学びます。
国際標準の技術「UML」「SWEBOK」「PMBOK」を基礎にするため、長期間役立ちます。
・アナリシス:どのようなソフトウェアを作るかを検討する(要求分析)
 →演習を交え、ユースケース・ユーザインタフェース・クラス図の作成方法を学びます。
・デザイン:アナリシスに合致した良い品質のソフトウェアを作るための設計図を書く
 →ソフトウェアデザインの基礎知識を学習し、シーケンス図とクラス図を描く演習によ
り、初歩のデザイン能力を習得します。
このほか、開発プロセスや、ソフトウェア開発現場における最新情報を織り込みつつ、実
践的なソフトウェア工学を学びます。
SEやプログラマーなどIT業界を志向する方に役立つ知識が身につきます。
 


【学修の到達目標】
◆授業で育成する力スキル
自ら考える力:学習力・思考力・探求力
情報処理力:論理力、問題解決力、ソフトウェア開発力
◆学修の到達目標
1.ソフトウェア開発プロセスの意義と基本的概念を理解している。(情報処理力)
2.ソフトウェアの品質に関する基本的概念を理解している。(情報処理力)
3.ソフトウェアアナリシスの基礎的技法が身につき、要求定義を実践できる。(自ら考
える力、情報処理力)
4.ソフトウェアデザインの基礎的技法を理解し、デザインを作成できる。(自ら考える
力、情報処理力)
※詳細は、添付ファイルの成績評価基準を参照
添付ファイル:syllabus2015.xlsx

【授業計画】
◆スケジュール
第一回 ガイダンス
第二回 アナリシスとクオリティ
第三回 アナリシス演習:ユースケース
第四回 ユーザインタフェース
第五回 アナリシス演習:ユーザインタフェース
第六回 開発プロセスとは
第七回 UML(統一モデリング言語)
第八回 UMLクラス図
第九回 アナリシス演習:UMLクラス図
第十回 ソフトウェアデザイン
第十一回 UMLシーケンス図
第十二回 UMLシーケンス図演習
第十三回 プロジェクトマネジメント
第十四回 ソフトウェア開発を取り巻く環境
講義資料は授業支援システムに事前に登録してあります。授業前に講義資料に目を通し、
授業で確認したい点や深めたい点を検討するなど、1時間以上を使って予習の上出
席するようにして下さい。
また、授業後には、授業で示された課題・演習に取り組んで下さい。(毎回、3時間以
上)
◆予習・復習
第一回 ガイダンス
事前学習:シラバスを確認すること
事後学習:演習で取り組みたいシステムの企画書
第二回 アナリシスとクオリティ
事前学習:講義資料を読み、理解する。不明点は講義で確認できるよう整理する。
事後学習:自分のシステムの機能要求、非機能要求を仕様書として記述
第三回 アナリシス演習:ユースケース
事前学習:講義資料を読み、理解する。不明点は講義で確認できるよう整理する。
事後学習:演習を完成させレポートとして提出
第四回 ユーザインタフェース
事前学習:講義資料を読み、理解する。不明点は講義で確認できるよう整理する。
事後学習:次回演習の準備
第五回 アナリシス演習:ユーザインタフェース
事前学習:自分のシステムはどのようなユーザインタフェース(画面)を持つか整理、メモ作成
事後学習:演習を完成させレポートとして提出
第六回 開発プロセスとは
事前学習:講義資料を読み、理解する。不明点は講義で確認できるよう整理する。
事後学習:プロセスを1つ書いてみる
第七回 UML(統一モデリング言語)
事前学習:講義資料を読み、理解する。不明点は講義で確認できるよう整理する。
事後学習:例題UML図を確認し、意味を理解する
第八回 UMLクラス図
事前学習:講義資料を読み、理解する。不明点は講義で確認できるよう整理する。
事後学習:次回演習の準備
第九回 UMLクラス図演習
事前学習:自分のシステムにはどのようなデータや振る舞いが存在するか確認、メモ作成
事後学習:演習を完成させレポートとして提出
第十回 ソフトウェアデザイン
事前学習:講義資料を読み、理解する。不明点は講義で確認できるよう整理する。
事後学習:自分のシステムに採用すべきデザインポリシーの選択と調査
第十一回 UMLシーケンス図
事前学習:講義資料を読み、理解する。不明点は講義で確認できるよう整理する。
事後学習:演習の準備
第十二回 UMLシーケンス図演習
事前学習:自分のシステムにはどのような振る舞いが存在するか確認、メモ作成
事後学習:演習を完成させレポートとして提出
第十三回 プロジェクトマネジメント(宿題:学習内容の復習)
事前学習:講義資料を読み、理解する。不明点は講義で確認できるよう整理する。
事後学習:マネジメントされる立場での心構えをまとめる
第十四回 ソフトウェア開発を取り巻く環境
事前学習:講義資料を読み、理解する。不明点は講義で確認できるよう整理する。
事後学習:自分のシステムに影響のある法律やテクニックに関する調査
◆集中授業の期間
 

【履修上の注意点】
下記の能力を前提に、講義と演習を進めます。
・Microsoft Officeまたは同等のソフトウェアで効率的にレポートを作成する能力
・文章や資料を論理的に他の者に分かるよう制作する能力

【成績評価の基準および方法】
成績評価基準

学習達成度確認表の各項目のAレベルを成績基準とします。

成績評価方法
- 項目の1、2、3、4とも演習の結果として提出するレポートで評価します。
- 項目の1、2は授業支援システム等で行うミニテストを到達度の参考にします。
- 3、4のレポートはそれぞれ配点50点として、100点満点のうち90点以上を
S、80点以上89点までをA、70点以上79点までをB、60点以上69点までを
C、それ未満をEとします。
なお、3,4は、1つの評価項目につき複数のレポートを課す場合があります。
3,4成績付与の対象レポートを1つでも提出しない場合は「/」とします。


【教科書・参考書】
区分 書名 著者名 発行元 定価
参考文献 UML2.5 OMG OMG 0
参考書 UML モデリングのエッセンス 第3版 M.ファウラー 翔泳社 2400
参考書 ソフトウェア工学:プロセス・開発方法論・UML 鈴木正人 サイエンス 1800
参考書 リーンソフトウェア開発 ポッペンディーク 日経BP 2400
参考書 共通フレーム2013 IPA SEC BOOKS 1429


【その他の教材】
授業支援システムに講義の資料や予定表を置きます。


【担当教員への連絡方法】
電子メール:sano@tokai-u.jp

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