ビジネスでのコンピュータ活用においては、オフィスアプリケーションの利用が核となっている。オフィスアプリケーションとは、ワードプロセッサ(文書作成・編集)、表計算(集計・分析・グラフ作成)、プレゼンテーション(情報の編集・配置、スライドショー)、データベース(情報の蓄積・検索)を代表とする、ビジネス上で最も利用されているアプリケーションソフトウェアを指し示す。大学の中ではこれらオフィスアプリケーションを使って課題やレポート、ポスターや卒業論文などを作成する場面が数多くあるが、ビジネスでは、書式の決まった公文書を繰り返し作成したり、意思決定を支援する報告書やプレゼンテーション資料を作成するなど、オフィスアプリケーションを使用する目的や考え方、さらに使用する機能まで異なることが多い。
本科目は、これらビジネス上のオフィスアプリケーション利用の内、表計算を用いた集計表の作成と分析、およびグラフの作成について、実習を交えて授業を行う。学習においては、基本的な集計表の作成から始め、関数を用いた計算、グラフの作成、他者が利用する表の作成、などの内容が含まれる。
なお、操作技術についてはサーティファイExcel表計算処理技能認定試験に対応した内容を行う。ビジネス利用における考え方や基礎的利用方法から応用的利用方法までを実習を通して学習していく科目であり、過去問演習のみを行うような試験対策講座ではない。 |