授業内容・計画(詳細)の情報


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【基本情報】
2018年度 秋学期  
授業科目名 情報セキュリティ
曜日 時限 木-1
テーマ 暗号化理論の基礎およびネットワークセキュリティ
キーワード セキュリティ 暗号化 認証


【授業要旨または授業概要】
 
本講義では、暗号化の基礎理論、暗号化アルゴリズムおよびネットワーク・セキュリティ
について基本的な概念を学ぶ。公開鍵暗号化方式および共通鍵暗号化方式の概要および鍵
管理方式について学習する。またデジタル署名技術およびコピーを防止する電子すかし技
術について学習し、最後にセキュリティ技術の応用として、電子認証、電子決済およびセ
キュテイィ国際評価基準について学習する。


【学修の到達目標】
◆授業で育成する力スキル
1.自ら考える力:暗号化理論およびその基礎となる代数論の理解、ネットワークシステムの理解
2.本質的な問題を把握する力:ネットワークの脆弱性の理解およびセキュリティの重要性の理解
3.問題解決ができる成し遂げ力:脆弱性に対する防御や予防システムの理解
4.問題を展開する力:セキュリティの重要性から人権など社会性との関係性の理解

◆学修の到達目標
以下の到達目標の詳細については別紙ルーブリックを参照すること。

1.暗号化理論およびその基礎となる代数論、およびネットワークシステムについて、概要およびその詳細について説
明することができる。(1.自ら考える力)
2.ネットワークの脆弱性の理解およびセキュリティの重要性の理解し、そのような機構がどのような問題を引き起こ
す可能性があるのかについて説明することができる。(2.問題把握力)
3.脆弱性に対する防御や予防システムをどのように構築していくのか、構築するためのシステム構成はどのような構
造なのかについて説明することができる。(3.問題解決力)
4.セキュリティの重要性は、単にコンピュータシステムだけの問題に留まらず、実社会と直接関係してくるので、そ
れらが波及した人権など社会性との関係性について説明することができる。(4.問題展開力)

添付ファイル:セキュリティ(ルーブリック).xlsx

【授業計画】
◆スケジュール
第1回:ガイダンス,情報セキュリティ概論

第2回:セキュリティの構成要素の学習

第3回:暗号技術の基礎および共通鍵暗号化技術の学習

第4回:公開鍵暗号化技術の学習

第5回:デジタル署名技術の学習

第6回:認証技術のエンティティによる相違について学習
.
第7回:認証プロトコルの学習

第8回:PKIの仕組みの学習

第9回:認証局の構造の理解

第10回:セキュリティプロトコルの学習

第11回:ネットワーク層におけるセキュリティプロトコルの学習

第12回:バッファオバーフロー攻撃の学習

第13回:セキュアOSの学習

第14回:ネットワークセキュリティについて学習するおよび定期試験



◆予習・復習
第1回:ガイダンス,情報セキュリティ概論
 事後学習:情報セキュリティが満たすべき性質を理解する
第2回:セキュリティの構成要素の学習
 事後学習:暗号技術,デジタル署名などの必要性について理解する.
第3回:暗号技術の基礎および共通鍵暗号化技術の学習
 事後学習:DESアルゴリズムについて詳細まで理解する.
第4回:公開鍵暗号化技術の学習
 事後学習:RSAアルゴリズムについて詳細まで理解する.
第5回:デジタル署名技術の学習
 事後学習:ハッシュ関数の構造およびデジタル署名アルゴリズムを理解する.
第6回:認証技術のエンティティによる相違について学習
 事後学習:異なるエンティティの性質による認証技術の相違について理解する.
第7回:認証プロトコルの学習
 事後学習:パスワード認証およびチケットを用いた認証について理解する.
第8回:PKIの仕組みの学習
 事後学習:具体的にPKIを実施するときの構造を理解する.
第9回:認証局の構造の理解
 事後学習:証明書の構造とPKIの運用について理解する.
第10回:セキュリティプロトコルの学習
 事後学習:レイヤ4におけるセキュリティプロトコルを理解する.
第11回:ネットワーク層におけるセキュリティプロトコルの学習
 事後学習:IPsecの構造について理解する.
第12回:バッファオバーフロー攻撃の学習
 事後学習:バッファオバーフロー攻撃の仕組みについて理解する.
第13回:セキュアOSの学習
 事後学習:LinuxにおけるセキュアOSについて理解する.
第14回:ネットワークセキュリティについて学習する
 事後学習:侵入検知システムの構造について理解する.および定期試験


◆集中授業の期間
 

【履修上の注意点】
 

【成績評価の基準および方法】
1.自ら考える力:暗号化理論およびネットワークシステムにおけるセキュリティ機能の詳細を説明するこ
とができる。
2.本質的な問題を把握する力:ネットワークの脆弱性の理解およびプロトコルに含まれる脆弱性について
説明することができる。解
3.問題解決ができる成し遂げ力:脆弱性に対する防御や予防システムの機能および構造などについて説明
することができる。
4.問題を展開する力:セキュリティと関係した人権など社会性との関係性の重要性および問題などについ
て説明することができる。


定期試験:60%、平常点:20%、講義中に与えた課題:20%、総合して8割以上の評価を得ればA評
価以上となる。




【教科書・参考書】
区分 書名 著者名 発行元 定価
教科書 マスタリングTCP/IP 情報セキュリティ編 齋藤孝道 オーム社 ISBN:978-4-274-06921-5 2,800円
参考書 暗号とネットワークセキュリティ ウィリアム・スターリングス著、石橋啓一郎、三川荘子、福田剛士訳 ピアソンエデュケーション(ISBN: 4-89471-367-5) 6400円
参考書 情報セキュリティ 佐々木良一、吉浦裕、手塚悟、三島久典 共著 共立出版(ISBN4-320-02991-7) 2500円
参考書 情報セキュリティ 宮地充子/菊池浩明 編著 オーム社(ISBN: 4-274-13284-6) 3000円


【その他の教材】
 


【担当教員への連絡方法】
メールによる連絡(taku@ktmail.tokai-u.jp)

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