授業内容・計画(詳細)の情報


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【基本情報】
2018年度 秋学期  
授業科目名 インターネットテクノロジー入門
曜日 時限 土-2
テーマ コマンド操作とコンピュータネットワークの基礎知識
キーワード コマンド操作 コンピュータネットワーク TCP/IP


【授業要旨または授業概要】
 
情報化が進んだ今日の社会でスマートフォンやパーソナルコンピュータといった情報機器
は生活に欠かせないものとなっている。しかし、これら情報端末で提供されているサービ
スは端末単体では完結せず、ネットワークを介してサーバ(必要に応じて情報を端末に配
信するコンピュータ)と接続されていることがほとんどである。
当授業ではこのサーバを対象として講義を実施する。サーバで使用される基本ソフトウェ
ア(OS)は普段使用しているWindowsやMac OSとは異なるものであることが多く、操作方
法もこれらOSとは異なっている。授業では将来サーバの立ち上げで必要な基礎技術とし
て,サーバのOSでよく用いられるコンソールによるコマンド操作を演習する。また、コン
ピュータネットワークの基礎についても学んでいく。

入門クラスであるため,
・初めて知る技術への好奇心
があれば、受講は可能である。ただしキーボード操作に慣れているほうが望ましい。



【学修の到達目標】
◆授業で育成する力スキル
この授業の育成する力、スキルは「自ら考える力」と「情報リテラシー力(情報技術の基
礎力)」である。

◆学修の到達目標
以下の到達目標を中心に授業では学習していく。
1.基礎的なコマンド操作について理解している。【情報リテラシー力】
2.ディレクトリ、パスについて理解している。【情報リテラシー力】
3.通信速度など、コンピュータで扱う基礎的な数値、単位を理解する。【情報リテラ
シー力、自ら考える力】
4.通信プロトコルなど、コンピュータネットワークの基礎的な仕組みを理解している。
【情報リテラシー力、自ら考える力】

上記の到達目標の評価基準については添付資料参照。
添付ファイル:インターネットテクノロジー入門-学習到達目標の評価基準.pdf

【授業計画】
◆スケジュール
第1回:ガイダンス, 学習環境の確認
第2回:外部に存在するコンピュータへの接続とコンソール操作
第3回:ファイルとディレクトリの基礎知識
第4回:ファイル, ディレクトリの操作
第5回:テキストデータの作成
第6回:外部の環境で作成したファイルの転送
第7回:ファイル権限
第8回:ファイル管理
第9回:ネットワーク通信の歴史
第10回:ネットワークサービスについて
第11回:コンピュータのデータ表記方法
第12回:コンピュータネットワークの基礎1(TCP/IP)
第13回:コンピュータネットワークの基礎2(IPアドレス)
第14回:ネットワークセキュリティ, 授業まとめ
期末試験
◆予習・復習
講義は実習が中心となる。授業に加え、予習 (2時間)、復習 (2時間) をすること。

第1回:ガイダンス, 学習環境の確認
事前学習:シラバスを確認すること。
事後学習:講義で使用する学習環境を確認すること。

第2回:外部に存在するコンピュータへの接続とコンソール操作
事前学習:外部に存在するコンピュータとはどのようなコンピュータであるか調査する。
事後学習:講義で覚えたコマンド操作を復習する。

第3回:ファイルとディレクトリの基礎知識
事前学習:ファイルとは何か?ディレクトリとは何か?普段使用しているか?を確認する。
事後学習:ディレクトリを作成する意味を確認し、必要に応じて自分のPCのファイルを整理する。

第4回:ファイル, ディレクトリの操作
事前学習:ファイルやディレクトに対してどのような操作ができるか?できるべきか?を調査する。
事後学習:講義で覚えたコマンド操作を復習する。

第5回:テキストデータの作成
事前学習:テキストデータとは何か?どのようなソフトウェアで作成できるか?を調査する。
事後学習:講義で覚えたソフトウェアについて復習する。

第6回:外部の環境で作成したファイルの転送
事前学習:外部のコンピュータにファイルを送りたい場合はどのようにすればよいか調査する。
事後学習:講義で覚えたソフトウェア・コマンドについて復習する。

第7回:ファイル権限
事前学習:第三者とコンピュータを共有する場合に気を付けるべき事柄について、ファイルやディレクトリの視点から調査する。
事後学習:講義で覚えたコマンドについて復習する。

第8回:ファイル管理
事前学習:大量のファイルやディレクトリについて操作を行わなければならない場合、どのようにできれば効率的な作業となるか調査する。
事後学習:講義で覚えた内容 (スクリプト作成) について復習する。

第9回:ネットワーク通信の歴史
事前学習:普段特に意識することなく通信を利用しているが、その歴史について調査する。
事後学習:予習時・講義時に学習した内容のうち、興味を持った事柄についてさらに深堀を行う。

第10回:ネットワークサービスについて
事前学習:どのようなネットワークサービスが存在するか調査する。
事後学習:講義で触れたネットワークサービスについて復習するとともに、普段使用しているネットワークサービスについても調査し、理解を深める。

第11回:コンピュータのデータ表記方法
事前学習:コンピュータの内部ではデータはどのように表現されているのかを調査する。
事後学習:データ、表現方法について復習を行う。

第12回:コンピュータネットワークの基礎1(TCP/IP)
事前学習:コンピュータはどのようにネットワークに接続されていて、どのような仕組みで通信しているのか調査する。
事後学習:TCP/IPについて復習する。

第13回:コンピュータネットワークの基礎2(IPアドレス)
事前学習:例えば郵便物は住所を手掛かりに配達される。ではコンピュータでは何を手掛かりにデータが送受信されているのか?これについて調査する。
事後学習:IPアドレスとは何か?どのような構造をしているのか?役割は何か?講義で触れた内容について復習する。

第14回:ネットワークセキュリティ, 授業まとめ
事前学習:ネットワークはデータを双方向にやり取りでき大変便利なものであるが、使い方次第では悪意を持った利用もできる。ネットワークでやっていいこと、わるいことは何か?これらについて調査する。
事後学習:ネットワークセキュリティについて復習し、必要に応じて対応 (セキュリティパッチの適用など) をとる。また定期試験に向け、講義内容全体について復習する。
◆集中授業の期間
 

【履修上の注意点】
履修のポイント・留意事項
・履修希望者が多数の場合は、初回ガイダンス時に抽選を行うので、必ず出席すること。

・公欠や就職活動などの正当な理由により初回ガイダンスに出席できない場合は、電子
メールで事前連絡(学籍番号・氏名・欠席理由を明記)を行えば、抽選対象者とする。

・次の者は優先履修者となる。ガイダンス時の指示にしたがうこと。
1) ICT特定プログラム生
2) 首都圏エリアのキャンパス以外からの履修者 (北海道エリアや九州エリアなど)
3) 7セメ以上に在籍中で、情報処理副専攻、デジタルコミュニケーション副専攻のいずれ
かに属する科目の単位を、既に16単位以上取得済の学生(ガイダンス当日に成績表を持参
し、教員に提示した場合に限る)。

・履修者数が定員に達していない場合は二回目講義以降からの履修も可能であるが、空席情報は情報教育センターのWebサイトに掲示されているのでそちらを確認すること。

【成績評価の基準および方法】
学則及び学修に関する規則に則り2/3以上の出席が成績評価の対象になる。
成績評価の割合は、期末試験:60%, 課題レポート:15%, 授業時間内の小テスト:25%
で評価し、到達度90%以上でS、80%以上でA、70%以上でB、60%以上でC、60%未満は
Eとする。ただし、出席回数が授業回数の3分の2に満たない場合には / とする。

規定により、成績発表前(授業期間終了後や定期試験終了後)に、担当教員に対
して点数や成績を問い合わせても回答できない。


【教科書・参考書】


【その他の教材】
教科書は特に指定しない。担当教員が用意したものを適宜配布、もしくは授業支援システ
ム上で公開する。参考書は適宜紹介する。


【担当教員への連絡方法】
担当教員氏名:北島良三
メールアドレス:kitajima【at】tsc.u-tokai.ac.jp
       (送信の際は【at】を@に変更のこと)

問合せの際は、
・件名
・本文に「学生証番号」、「氏名」、「問い合わせ対象の授業名」、「問合わせ内容」
を明記してください。

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