全学共通：自ら考える力、成し遂げ力
センター：情報処理力

「プログラミング基礎」は、主に1年生と２年生を対象としたＣ言語の基礎科目です。ま
た、「プログラミング基礎」は、「プログラミング応用」へと繋がり、Ｃ言語プログラミ
ングがひととおりマスターできる構成になっています。「プログラミング基礎」習得後
は、是非「プログラミング応用」の受講をお奨めします。

Ｃ言語は、研究開発など多くの分野で広く使われているため、社会要請があるプログラミ
ング言語のひとつです。また、Ｃ言語を習得すると、他のプログラミング言語の理解が容
易になる場合があります。C++の基本的文法はＣ言語のそれとほとんど同じです。Javaや
Ｃ#などの言語も似通っています。Ｃ言語は、あらゆるプログラミング言語の基本と言っ
ても過言ではありません。

この「プログラミング基礎」の目標は、Ｃ言語の基礎を学び、簡単なプログラムの作成方
法を習得して、情報処理力を養うことです。

授業では、レクチャーと実習を交互に行います。レクチャーでは、Ｃ言語の基本文法を単
元ごとにやさしくわかりやすく説明します。実習では、実際にプログラムを動かし、Ｃ言
語プログラミングを体感してもらいます。具体的な学習要綱は、Ｃ言語の基礎（特徴、プ
ログラムの書き方、読みやすいプログラム、エラー処理など）、簡単なプログラムの作成
（出力関数、データ型、変換文字列、演算子、入力関数など）、プログラムの制御（分
岐、繰り返し、条件、ループなど）、データの取り扱い（配列、文字列、ソート）などで
す。

なお、実習は教室に設置してあるPCを使う。Ｃ言語のコンパイラーは、マイクロソフト社
の『Visual Studio 2013』を使用します。実習に必要なVisual Studio 2013の操作法の習
得もこの授業内容に含まれます。

また、授業前に各単元のレジュメの予習、授業後にプログラミングの課題や定期試験対策
の推奨問題を課します。

授業スケジュール毎に、2時間の予習・2時間の復習（授業外での課題作成を含む）を基
本原則とします。なお、1回目のガイダンスでは、配布されたガイダンス用のレジュメで
Visual Studio 2013やT365 mailの基本操作を授業後4時間程度の時間をかけて復習する
こと。また、15回目のまとめでは、授業前に今までの配布資料を4時間程度の時間をかけ
て総復習すること。

回：内容
 1：ガイダンス（Ｃ言語の概要）
 2：Ｃ言語の特徴やVisual Studio 2013の操作法を知ろう（その1）
 3：Ｃ言語の特徴やVisual Studio 2013の操作法を知ろう（その2）
 4：読みやすいプログラムを書こう
 5：データ型や変換文字列を理解しよう（その1）
 6：データ型や変換文字列を理解しよう（その2）
 7：演算子や入出力関数を使おう（その1）
 8：演算子や入出力関数を使おう（その2）
 9：プログラムを制御する分岐や繰り返しの処理文を理解しよう（その1）
10：プログラムを制御する分岐や繰り返しの処理文を理解しよう（その2）
11：多重ループやbreak文を理解しよう
12：配列や文字列の取り扱い方を理解しよう（その1）
13：配列や文字列の取り扱い方を理解しよう（その2）
14：ソートプログラムを理解しよう
15：まとめ

16：定期試験（定期試験期間中に実施、授業資料一式持込み可）