全学共通：自ら考える力
情報教育センター：情報処理力

　社会生活のあらゆる場面で情報技術が活用されている現代において、情報活用能力や情報機器利用能力を含めた総
合的な情報処理力を持ったリーダーが必要とされている。この授業は、社会人として最低限身につけているべきITス
キルについて講義を中心として学習する。
　具体的には、企業活動・関連業務・財務会計の知識、ネットワークを活用したコンピュータシステムの技術的知
識、業務分析や要求定義を論理的に行うための分析技法、情報システムの開発及び運用に関する知識、情報セキュリ
ティに関する各種技術と法律についての知識について解説する。これらの学習においては課題実習を合わせて実施
し、自ら考え、問題を発見し、論理的に分析した上で、改善策を提案し、業務の情報化を推進するリーダーシップを
発揮できる能力を養う。
　講義内容はIPA「共通キャリア・スキルフレームワーク」レベル１に準拠しており、「ビジネスIT基礎A」および
「ビジネスIT基礎B」の２科目で全範囲を網羅する。「ビジネスIT基礎A」では、ストラテジ系およびマネジメント系
の分野について学習する。学習内容は、情報処理国家試験ITパスポートの内容に対応している。
　なお、本講義はシステム利用者側の技術を学習する内容で、業務遂行の心構え、企業活動におけるIT活用方法など
が含まれるため、就職活動を控えた学生、ＳＥ系以外の一般企業への就職を考えている文系学生の履修も歓迎する。

※初回ガイダンス参加者以外は履修を認めない。
　事情によりガイダンスを欠席する場合には、必ずガイダンス前日までに連絡をすること。
　ガイダンス実施日以降の連絡による履修は一切認めないので注意すること。

第１回：ガイダンス
　　　　実力判定試験
第２回：企業活動
第３回：法務
第４回：経営戦略マネジメント
第５回：技術戦略マネジメント
第６回：ビジネスインダストリ
第７回：システム戦略
第８回：システム企画
第９回：ストラテジ系のまとめと解説（判定テスト）
第１０回：システム開発技術
第１１回：ソフトウェア開発管理技術
第１２回：プロジェクトマネジメント
第１３回：サービスマネジメント
第１４回：システム監査
第１５回：マネジメント系のまとめと解説（判定テスト）

一般にITパスポート合格には100時間以上の学習が必要であると言われている。
授業前に教科書の予習を１時間以上、授業後に教科書の復習を１時間以上、
さらに、各節の区切りで過去問演習を含め６時間以上の時間外学習を必ず
行うこと。