授業内容・計画(詳細)の情報


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1.基本事項
2017 年度 秋 学期  
開講クラス 文学部・文明学科
文学部・アジア文明学科
文学部・ヨーロッパ文明学科
文学部・アメリカ文明学科
文学部・北欧学科
文学部・歴史学科-日本史専攻
文学部・歴史学科-東洋史専攻
文学部・歴史学科                -西洋史専攻
文学部・歴史学科-考古学専攻
文学部・日本文学科
文学部・文芸創作学科
文学部・英語文化コミュニケーション学科
文学部・広報メディア学科
文学部・心理・社会学科
政治経済学部・政治学科
政治経済学部・経済学科
政治経済学部・経営学科
法学部・法律学科
教養学部・人間環境学科-自然環境課程
教養学部・人間環境学科-社会環境課程
教養学部・芸術学科-音楽学課程
教養学部・芸術学科-美術学課程
教養学部・芸術学科-デザイン学課程
教養学部・国際学科
体育学部・体育学科
体育学部・競技スポーツ学科
体育学部・武道学科
体育学部・生涯スポーツ学科
体育学部・スポーツ・レジャーマネジメント学科
理学部・数学科
理学部・情報数理学科
理学部・物理学科
理学部・化学科
情報理工学部・情報科学科
情報理工学部・コンピュータ応用工学科
工学部・生命化学科
工学部・応用化学科
工学部・光・画像工学科
工学部・原子力工学科
工学部・電気電子工学科
工学部・材料科学科
工学部・建築学科
工学部・土木工学科
工学部・精密工学科
工学部・機械工学科
工学部・動力機械工学科
工学部・航空宇宙学科              -航空宇宙学専攻
工学部・航空宇宙学科              -航空操縦学専攻
工学部・医用生体工学科
観光学部・観光学科
健康科学部・看護学科
健康科学部・社会福祉学科
授業科目名 マルチメディアコンピューティング
曜日 時限 土-2
集中授業の期間 開始:2017/09/23
終了:2018/01/27
テーマ コンピュータグラフィックス(CG)を用いて、静止画、アニメーションの作品を作る
キーワード 3次元CG コンテンツ作成スキル 映像・音声による表現


2.授業で育成する力・スキル
 全学共通: 自ら考える力
 センター: 創造と表現力

3.授業要旨または授業概要
 インタネットやSNSの普及により、誰でもがコンテンツを発信できる時代になりました。しかし、(実はとても簡単なのに)
自らが自分なりのマルチメディアコンテンツを作成し、それを発信しているひとはそれほど多くないと思います。
 本授業では、コンピュータグラフィックス(CG)による、マルチメディアコンテンツの作成スキルの習得を目指します。そ
して、静止画の作品、自分で考えたシナリオに沿ったアニメーション作品(数十秒程度)に取り組みます。自らが考えたシーン
やストーリーを映像と音声で表現してみませんか?
 頭の中で思い描いた情景を、映像作品として見える形にして人に伝える。この楽しさと難しさを一緒に体験しましょう。
 本授業の実習にはBlenderと言うCGアプリを用います。Blenderは、国際的な規模で開発が進んでいるCGアニメーション
作成のためのオープンソースソフトウェアで、だれでも自由に使うことができます。
(参考 Blenderのホームページ http://www.blender.org)
 


4.学習の到達目標
(1)	コンピュータが映像を扱うための基本的な仕組みを理解する。
(2)	3次元形状の扱い方を理解し、単純な形状データを作成する。(創造と表現力)
(3)	陰影付けアルゴリズムを理解し、イメージ通りの映像を作成する。(自ら考える力)
(4)	アニメーションの動作原理を理解し、単純なアニメーションを作成する。(自ら考える力)
(5)	習得した映像作成スキルを駆使し、自らが思う作品を作成する。(自ら考える、創造と表現力)
添付ファイル:成績評価基準.pdf

5.授業スケジュール
第1回 ガイダンス 授業の概要
第2回 モデリング
   形状データを扱う基本知識の習得
   (授業後に簡単なモデリングの課題を課すので2時間以上取り組み、提出すること)
第3回 モデリング
   コンピュータの中に「形状」をつくる
   (授業後にモデリングの課題を課すので3時間以上取り組み、提出すること)
第4回 モデリング
   「形状」をデザインする
   (授業後にモデリングの課題を課すので2時間以上取り組み、提出すること)
第5回 デジタル画像
   コンピュータで画像を扱う
   (授業後にモデリングの課題を課すので3時間以上取り組み、提出すること)
第6回 レンダリング
   CG映像作成の仕組みを理解する
   (授業後にレンダリングの課題を課すので2時間以上取り組み、提出すること)
第7回 レンダリング
   光源設定の極意
   (授業後にレンダリングの課題を課すので3時間以上取り組み、提出すること)
第8回 レンダリング
   シーンの作成、光源設定を中心に実践
第9回 レンダリング
   写実的な映像を作成するマッピング処理を実践
   (授業で得た知識をもとにレンダリング作品を作成し、次の授業までに提出すること。10時間以上取り組み、完成度の
高い作品を提出すること)
第10回 アニメーション
   CGアニメーションの原理
第11回 アニメーション
   3Dテキストを用いて動きを作るアルゴリズムを理解する
   (授業で得た知識をもとに3Dテキストを用いたアニメーション作品を5時間以上取り組み、次の授業までに提出する
こと)
第12回 アニメーション
   物理シミュレーションを用いたアニメーション作成
   最終課題アニメーション作品の作成についてのガイダンス
   (今までの授業で得た知識をもとに最終課題アニメーションの構成案を検討、資料化を2時間以上の時間をかけ、次の
授業までに提出すること)
第13回 アニメーション
   音声の扱い方とシーンの編集
   (最終課題であるアニメーション作品の作成に10時間以上取り組み、作成途中の作品を授業開始までに提出するこ
と)
第14回 アニメーション
   作品作成
   (最終課題であるアニメーション作品の作成に10時間以上取り組み、作成途中の作品を授業開始までに提出するこ
と)
第15回 試験(作品発表)、知的財産権(講義)
   (アニメーション作品を完成させ、授業開始までに提出すること。10時間以上かけて完成度が高い作品とするよう
に)

 尚、実習では3次元CGアプリケーションを用います。
・ Blender ver.2.7(http://www.blender.org/)

注意事項
・	実習の進捗状況、履修者の理解度などを考慮し、授業内容を変更する場合があります。

6.成績評価の基準および方法
・宿題として出されるモデリング、静止画、アニメーション作成等の課題の提出 (20%)
・最終課題CGアニメーション作品の提出(80%)
但し、出席率が3/4に満たない場合は「D以下(不可)」とする。また、課題が未提出の場合は「/(評価な
し)」とする。


7.教科書・参考書
区分 書 名 著者名 発行元 定価
参考書 Blender 2.7 モデリング・ブック 大河原 浩一 マイナビ 3,758
参考書 Blender 2.7ガイド アンド 3DCG基本作品制作 海川メノウ カットシステム 5,184
参考書 Blender 2.7マスターブック スカルプト アンド シミュレーション編 藤堂++ カットシステム 5,184


8.その他の教材
 教材、実習で用いるプログラムの使い方の資料等は、授業中に適宜配布する。


9.担当教員の連絡先
 質問は随時受け付けます。授業終了時またはEメールhandas[アット]tsc.u-tokai.ac.jp宛に相談してください。

10.授業担当教員からの改善点・コメント
 前回のセメスタでは、最終課題として大変レベルの高いCG作品が複数提出されました。年々学生のレベルが上がっているよう
に思います。一方で、技術面での問題で行き詰まり、思い通りの映像作成ができずに課題が未完成となった学生も見受けられまし
た。今回の授業では、各学生の技術スキル、理解度を授業の中で確認し、最終課題が未完成となる学生がでないよう工夫します。
 一方で、マルチメディアの面白さ、作品作りの楽しさを体験できる点にも十分に配慮して授業を進めます。